ナースのキャリアパス

1月 9th, 2024

看護師のキャリアにはたくさんの選択肢があり、興味のある資格を取得したり、道を選んだりできます。それでは、看護師のキャリアパスにはどのようなものがあるのでしょうか。

大前提にあるのが、多くの人が知っているであろう看護師の資格です。「准看護師」の資格は患者のケアを行えますが、一部の医療処置を行うことはできません。一方で「登録看護師(RN)」は、正看護師のことを指します。准看護師の上位資格で、患者にケアを提供し医師や他医療スタッフと協力して診療に参加します。
正看護師の資格を取得したうえで取得できるのが、「専門看護師」や「認定看護師」の資格です。これらの資格は、特定の分野で専門的なスキルを持ったナースのことを指します。例えば、小児科や精神科など自分の興味や専門分野に合ったスペシャリストになれるのです。

スペシャリストではなく、新人看護師をサポートする指導者や病院の部門管理を担う管理者として働く道もあります。
その他、臨床研究や新しい医療技術の開発に携わる研究分野で活躍する看護師、フリーランスやコンサルタントとして活動する看護師もいるでしょう。自分のスケジュールを管理し、複数の施設で必要とされるスキルやアドバイスを提供します。

看護師のキャリアは多様であり、それぞれには個々の魅力があります。自分自身のスキルや興味に合わせて、自分らしいキャリアパスを見つけることが大切です。選んだ道を進むことで、充実感や満足感を感じることができるでしょう。

独学ではできないナースの勉強

3月 2nd, 2015

看護師になるには、他の資格と違い独学では試験を受けられないのです。

看護師になるには文部科学省が指定した専門教育機関にて看護課程を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。この専門教育機関には種類があります。代表的なものとしては看護専門学校、看護専門高校、看護科のある短期大学、そして看護大学です。

費用の差、学ぶ期間の差など様々な違いがある教育機関ですが、ここでは専門学校をピックアップしてみます。看護の専門学校の特徴やメリットについてご紹介します。看護専門学校の在学期間は3年間です。この3年間の間、看護に関する専門的な知識を学ぶ他、臨床実習といって実際の現場で実習を行い現場での技術など実践的な学びを行う事となります。その後、卒業するにあたって看護師国家試験の受験資格を得る事が出来ます。
看護の専門学校に通う事は看護師になる為に一番、メジャーな方法といえるでしょう。

その理由として高校を卒業し、進路を決める際、看護師になりたいと思っても看護の短期大学や看護大学といった学校は都市部に集中している傾向にあり、選ぶ学校も狭まってしまいます。しかし、看護専門学校の場合は全国でも500校以上建てられています。その為、自分が通える範囲の看護の教育機関を探すのにはそう苦労はしないでしょう。看護を学ぶ為、遠くに行く必要もなく、自分の生活圏内で学校に通えるというのは便利なことです。その為、高校卒業後の進路としてはメジャーな選択肢であるといえるのです。

また、看護専門学校のカリキュラムの特徴として看護実習の割合が他の専門教育機関に比べ、多い事が挙げられます。授業内容を見ると全体の約3割が看護実習にあてられています。このことから、より実践的な看護技術や知識が学べる環境が整っていることがいえるでしょう。これは他の教育機関と比較してもメリットといえます。こういった実践的な学びをした学生は現場でも自信をもって仕事に望める事が期待されます。

専門学校の在籍期間は3年間ですが、もっと看護について学びたいと考える方もいるようです。そういった場合、看護専門学校から看護大学への編入も可能となっています。専門学校から看護大学への編入メリットとしては看護師として必要な技術だけでなく、知識もよりバランスよく習得する事が挙げられます。また、看護師国家試験受験資格だけでなく、助産師国家資格受験資格を得る事も出来ます。今後の自分の将来を考えた際、どのような進路に進む事が有利なのかその選択肢がひろがるのが専門学校の特徴でしょう。